ガレコレ [Garage Collection]
2019年7月23日(火)
五教手首極め #■合気道
 五教は、相手の掴んでいる武器を、相手の手の内から取り除く関節技です。『五教短刀取り』と表記されることもあります。

 まずは、立ち技、座り技とも、一教腕押えで相手を崩し、相手の肘を伸ばしたまま、相手の手首を極めます。相手の合谷を親指で潰し、相手の人差し指を相手の橈骨と尺骨の間に入れるようにして、手首周辺に直接効かせます。相手の手の平が反射的に開き、手の内の武器が落ちたり、取り上げやすくなります。

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手首─肘─肩 または 肩─肘─手首

 最後は、相手を地にうつ伏せにして、相手の手の甲を地に付けて、手首と肘の関節をZ字にして手首を極めます。相手の人差し指が、相手の橈骨と尺骨の間に入るように潰します。本気でやると、相手の手首がもげますので、稽古ではほどほどに。

 肘─肩     肩─肘
  \  または  /
 ─手首     手首─
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 二教小手回しと同様の関節の曲げですが、関節の角度が異なります。二教では鈍角から直角、五教では鋭角となります。

 力の伝達も異なります。二教では、相手の手首、肘、肩へと力を伝えて、最後に心臓に効かせます。
 
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