ガレコレ [Garage Collection]
2019年6月15日(土)
一旦リセットして改めて学ぶ #■合気道
 修得したかと思えた要素でも、久しぶりにやってみると、形すら覚束ないものです。

 道場生から、新しく別な要素を学ぶとき、先に学んだことをリセットしてやっているので、久しぶりにやってみると出来ないのですと言われました。実は、この姿勢は、ある意味正しいと考えています。忘れたからあいつはダメだと言うのは、ナンセンスです。

 当道場での練習では、同じ名前の技や動作でも、相反する要素で教えることがあります。傍目からは同じように見えても、技を掛けられている本人は全く別の技と感じているはずです。相手に適した複数のバリエーションを用意していると考えて下さい。身長だけで言っても、高低・同じ・低高があり、一つの要素で対応できるものではありません。

 先に学んだことを引き摺っていては、相反する要素は、違和感そのものになってしまいます。リセットして学ぶのがいいでしょう。

 リセットすれば、いいことに、感動を何度でも味わえます。要素の差が分かったり、新たな発見もあるかもしれません。繰り返して学ぶということは、こういうことかもしれません。
 
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