ガレコレ [Garage Collection]
2019年4月10日(水)
[基本]蒲鉾の軌跡 ■合気道
 最近、合気上げの練習をよく行っています。『呼吸力』による自分の力を出すやり方ではなく、『抜き』による理詰めで行っています。

 手刀における説明で、指先の方向に進むと表現したりします。たしかに、そうなのですが、手刀の移動の味噌は、主が上下で垂直方向です。水平方向の移動は、副と考えて下さい。

 手刀を、指先方向とは言え水平方向に直線的に突き進むのは正しいとは言えません。ある程度の力があれば、技が掛かってしまうので、正しいと勘違いしてしまいます。

 手刀の水平移動には、蒲鉾の軌跡で瞬間移動します。蒲鉾の軌跡は、放物線に似たような軌跡で、相手を少し浮かしています。最初と最後は、移動方向と反対に少し膨らみますが垂直に近いです。移動の途中は、放物線ほど凸ではなく、なだらかで水平に近いです。全体を通して、蒲鉾の軌跡と言うのが、最もふさわしいと思います。厳密には、最後はもっと複雑な動きになっています。

 ←⌒←
(↓ ↑)

 このとき、相手の芯が、相手の体内から外に瞬間移動します。直線では、相手の芯を引き摺って止まり、芯を体外に引き出すことができません。

 瞬間移動は、速度とは無関係ではありませんが、重さを感じる時は存在し、感じないときは存在しないことを表現しています。

 なお、蒲鉾の軌跡による移動の掛け声は「ひょっこりはん」がピッタリですね。


P.S. 同じ動作でも、最初はレベルを下げて練習します。手数を少なくしたり、精度を甘くしたりします。しかし、手順、移動の方向性、主副が変わってはいけません。

 最初に練習するレベル1には、細心の配慮で臨んでいます。白紙に下絵するようなものですから、ここで狂うとなかなか修正できません。武術は、油絵のようにはいかないものです。


P.S.2 合気上げ(天地)の手順は、下記のようになります。

持たせ
釣り
抜き(手刀の落下)
しゃくり(相手の両二の腕を背面に、天地移動)
浮かし(蒲鉾の軌跡により、相手の芯を、瞬間移動)
投げ
 
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