ガレコレ [Garage Collection]
2019年3月23日(土)
基礎と基本 その2 #■合気道
 「基礎と基本を分ける必要があるのか?」とか「力を抜くのは、基礎と基本のどちらなのか?」など、ご意見を多数頂きましたので、回答していきたいと思います。

 まず、「力を抜く」のは、基礎と考えています。

 力を抜くのが下手でも、戦い方が成立している人もおられます。力が抜ければ申し分ないのですが、すぐに身に付くものではありません。

 逆に力を完全に抜いたら、立ってもいられません。力の抜き処と加減を、練習の中で、精度を高めていきます。トレーニング次第で高めていける要素を、基礎に位置付けています。

 手刀のつくりである『五指の手刀』『四指一指の手刀』『蕾の手刀』は、基本です。手刀のつくりに、上手下手の違いはそうありません。

 つまり、『基礎』は高めていく要素、『基本』は従うべきルールとして区別しています。

 基本通りにやっているのに上手くいかないと感じる場合、基本がそもそも間違っているか、基礎が不十分ということです。

 砂上の楼閣にならないように、基本を整理してきたことが、基礎と基本を分ける切っ掛けになっています。基本をあれこれいじらず、基本から疑念を遠ざける試みなのです。
 
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