HDDからSSDへの引っ越しで、クローンを作成しましたが、SATA/USB2変換ケーブルではあまりにも時間がかかりました。パソコンのバスがUSB3ならば、SATA/USB3変換ケーブルで行いましょう。
そうなると、USBの現状が気になります。
【USBとは】
USB [Universal Serial Bus]が普及して、パソコンと周辺機器の接続が簡単になりました。USBが爆発的に普及したのには、先進機能もさることながら、特許料の免除が大きいでしょう。
・1つのバスについて周辺機器は最大で127台接続可能(ツリー状に拡張可能)
・プラグアンドプレイ
・ホットプラグ
・供電能力
・特許使用料は無料
・レガシーポートの置き換え
・RS-232C
・IEEE 1284(プリンタポート)
・PS/2(キーボード、マウス)
・IDE
・SCSI
USBのバージョンが上がると、次のようになります。
・通信速度が速くなります。
・供電能力が上がります。(外付けHDDに電源コードが不要等)
・利用できるコネクタ形状が異なる場合があります。
これまでのUSBケーブルのコネクタ形状は、TypeA-TypeA、TypeA-TypeB、TypeA-TypeCでしたが、これからはTypeC-TypeCになっていきます。ノートパソコンでは、バス形状がTypeAとTypeCの両方を持つものが販売され始めています。Type-Cは小型24ピンコネクタで、逆差し可能です。
【USBのバージョンと転送モード】
USBは、上位互換が保たれています。低いバージョンに合わせて通信します。例えば、パソコンのバス(接続口)がUSB2.0で、USBメモリがUSB3.0であった場合、USB2.0で通信します。逆でも同じです。
規格名:最大データ転送速度/給電能力5V
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USB 1.0:12Mbps
USB 1.1:12Mbps
USB 2.0:480Mbps/500mA
USB 3.0:5Gbps(Gen1)/900mA
USB 3.1:5Gbps(Gen1)/1000mA
USB 3.1:10Gbps(Gen2)/1000mA
USB 3.2:20Gbps(Gen2x2)
USB 3.2が、2017年9月25日に正式リリースされました。SuperSpeedPlus Gen2(10Gbps)x2が、USB TypeCコネクタで利用できます。つまり、パソコンにしろ、周辺機器にしろ、Gen2x2ではUSB TypeCが必要条件となり、バージョン判別の目安になります。普及はこれからですね。
Genは、Generationの略で、転送モードを表記しています。USB3.1対応と記載されていても、Gen2がサポートされているかは吟味しなければいけません。下記の表記を参考にしてみて下さい。
・USB 3.1 Gen2
・USB 3.1(Gen2)
・USB 3.1 SuperSpeedPlus
・USB 3.1
SuperSpeed+
・USB 3.1 SS+
・USB 3.1 10Gbps
給電能力に目を瞑ると、USB3.0 = USB3.1 Gen1と言えます。
現行では、USBメモリは、USB3.1対応と記載されていても、Gen2をサポートしていません。Gen2が活きてくるのは、外付けSSDぐらいです。
USB3.0 Gen1やUSB3.1 Gen1は、USB2.0の10倍速いと覚えておきましょう。
【参考】
ITの教室:【USB】第4回 最新のUSB規格「USB 3.2」はどこが変わったのか?
↓↓↓
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1807/20/news024.html