ガレコレ [Garage Collection]
2018年10月7日(日)
微重力空間にいざなう(3) ■合気道
 微重力空間へのいざないを決定づける動作は、「相手と自分が同じ方向に向く」捌きです。

 もちろん、不用意に同じ方向に向けば、相手に背後から追撃を受けたり、相手を呼び込んでしまうことは言うまでもありません。

 柔道の投げの大半は、相手と自分が同じ方向に向いています。合気道と柔道のベースは柔術で、親戚です。相撲では、出し投げや送り出しに見られます。打撃系でも、廻し蹴りがそうで、回転力というよりも、相手の気を逸らすことが重要となります。

 合気道は、柔道(柔術)の組手と異なり、むしろ剣道(剣術)のように離れたところから仕掛けます。そもそも、柔道と剣道それぞれだけではいけないと、古武術を基とした総合格闘術として、失いかけたものを取り戻そうと設立された武道が合気道の始まりです。現代では、その位置づけや精神的要素は変化してきており、技術的要素の伝達も危ういと感じています。

 同じ方向に向くなどはトリッキーな捌きに過ぎず、理に適っていないと、浅はかな目でしか見れないこと自体が、大問題であると気づくべきです。

 合気道を学んでいる者は、同じ方向に向く動作で慣れ合いにならず、真剣に取り組む必要があります。当道場では『流し』と呼んで、最も練習しています。
 
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