ガレコレ [Garage Collection]
2016年8月22日(月)
手刀に従う ■合気道
 当道場でまず何を教えるかというと『歩み』なのですが、これは『手刀[てがたな]』を活かすため、微重力の感覚づくりとも考えて下さい。

 合気道において、手刀は、見える最大の武器です。

 自分もそうでしたが、手刀を払う、切る、引っ掛けるとして使っていては、技の奥は深まって行きません。

 手刀をくっつける、滑らせる、手刀で不意を突くなど、手刀で制御することに気付いていないならば、合気道の門には辿り着いていません。

 手刀において、重要な項目をまとめました。

(1) 手刀は、心臓の左右の表面から背中に向けて発して、肩甲骨の下、脇、腕の外側下部1/4軸、薬指内側に向かって伸びる帯です。

(2) 薬指の第二関節と掌の間の指の腹で、手刀の軌跡を描いています。

(3) 手刀の向きは、五指、または、親指と四指で決まります。

(4) 手刀の反しは、薬指を喫線として、船が傾いて復元する感じで行います。(手首の回転ではなく、必ず戻ってくるということ。)

(5) 手刀の反しは、親指を地に向けるか、天に向けるかで行います。

(6) 手刀は、相手と接することからも、間合いに深く関わっています。

 武器の気持ちを理解して、それに体を預けます。武器を力任せに振り回しても、武器はいい仕事はしてくれません。無暗に相手に近づけて使用すれば、本来の仕事が難しいばかりか、武器を奪われかねません。日本刀や鉄砲と同じように、手刀も武器なのです。

 腰を捻ったり、脚を開いたりすると、手刀にその衝動が伝わり、狂います。手刀が動きたいように、体が従うのが良いのです。この感覚を磨くためには、既成概念を払拭して、力に頼らず、とにかく辛抱して練習することです。


P.S. 武器は体の延長であることには間違いありませんが、それでは武器の特質を最大限には活かせません。武器を活かすためには、体はどうなるのかということです。相手がこう感じてこう動くには、自分はどうなるのかと考えるのと同じなのです。
 
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