ガレコレ [Garage Collection]
2015年12月25日(金)
二軸法 ■合気道
 体を背骨の一軸で考えてはいけない。相手に対しても、自分に対してもである。

 確かに、回転力を得るためだけならば、それでも良かろう。しかし、一軸では動きが単調になり読まれやすく、攻撃を受け堪えられたり、躱されたりする。相手の左右の動きを制御できず、詰将棋にならない。スピードとパワーが物を言う世界において一発で決めるならいざ知らず、到底、弱者が目指すところではない。

 手足を始めとする骨格、大腰筋などの筋肉は、一見、中心軸に集約されているように考えてしまうが、騙されてはいけない。

 大きさも位置も、酷似しているので、『心臓』と呼んでいるが、その表面の左右を通るラインにこそ、集約された『二軸』がある。

 簡単に述べると、二軸に対して代わる代わる働きかけて、心臓に効かせ、体を動かすのである。

 軸から軸へ働きかけが移るとき、振り子ではいけない。同じ場所には戻らず、『レ点の返し』により空間を巡る。

 相手が右手で突いてきた場合、相手の心臓の表面の右側に働きかけるのだが、そこをゴリ押しするのではない。まず右側に軽く繋ぎ、反対の左側に何かしら抜き入れた後、再び右側に働きかけることにより、すり抜けて技の型に入れる。

 二軸は、体内にあるばかりではない。むしろ、体外に軸を引き出して、相手と自分の共有空間にある。

 軸と呼んでいるが、回転軸の意味合いは薄い。どちらかというと、竹馬に近い。

 相手の中心線を攻める意義は、急所へのとどめであり、最初から攻めては決まるものも決まらない。

 相手の両眼を利用する。立体視できない時に、距離感が掴めなくなる。不意に目の前に現れる感覚は、相手の気付きを弱くして近づいてから、気付きを戻してやれば良い。視力、聴力も、『二軸法』や『レ点の返し』に従うはずである。これに関しては、まだ模索中である。
 
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