ガレコレ [Garage Collection]
2015年10月9日(金)
合気道を続ける理由 ■合気道
 合気道は、人が過ちと気づかずに認めてしまう常識とは別の道を、教えてくれる。それは、武術の技に留まらず、生活、政治、経済のあり方も導いてくれる。

 力が足りなければ筋肉を鍛えるのではなく、小さい力で何ができるのかを考える。得てして大きな力を身に着けることが、美徳であると履き違える世の中である。

 若いときはそれでもいい。しかし、古参の指導者たるもの、しっかりと見極めなければならない。

 政治経済に目を向けると、TPP [the Trans Pacific Partnership](環太平洋連携協定)は、役に立たない駄作である。グローバル化という言葉に踊らされて、足を踏み入れてしまった墓地である。

 ベルリンの壁が勘違いから崩壊したように、TPPのルールは、おそらく無法地帯にまで落ちるだろう。例外無き関税撤廃が、実状先行で進む。アメリカ合衆国というよりオバマ大統領は、大誤算の手を打ってしまった。もちろん、安倍晋三首相もそうである。

 国家間の条約が先行すれば、国内の法整備は解釈変更も含み、何とかなる算段なのだろう。日本の国会で通っても、相手の国では通らないという場合だって考えられる。十分な監視ができず、違法摘発の困難は、空前絶後の事態に及ぶだろう。

 また、簡単に人や物が移動可能なように考えているが、飛行機、船、施設に莫大なエネルギーを使っている。エントロピー増加を加速して、人類生存の限界線を超えさせる政策である。ブレーキの甘い車には乗りたくないものである。

 『寄らば大樹の陰』が示すように、大きな組織の一員でいることは安心を得ることができる。しかし、世界を大きく分割してしまうくらいの大きさは無用である。

 市場にしても、政党にしても、宗教にしても、大きくまとまることは、本質の低下を招き、異質に対する悪感情も育ててしまうものだ。人類は、もうそろそろ、このことに気付くべきである。

 話は戻って、自分にとって合気道は、『鼻歌』のようなものである。毎日、気楽に、合気道の本質や世界の在り方を追及している。
 
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