高知あたご劇場
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2024年10月19日(土)~11月1日(金)
フィリップ 上映作品
上映時間【本編124分】
(10/19~10/25)10:00~(23日水曜18:30~追加)
(10/26~11/1)14:50~(31日木曜19:20~追加)
※月・火曜休映です。
※1500円週間です(シニア1200円)※R15+

愛と復讐の狭間で生きる男に、救いはあるのか───。
 ポーランド人作家レオポルド・ティルマンドが自らの実体験を基に1961年に発表し、その内容の過激さから発禁処分となった小説を映画化。
第二次大戦下、ナチス・ドイツ政権下フランクフルトの高級ホテルで働くフランス人青年フィリップ。しかし彼の正体はワルシャワ・ゲットーで家族と恋人を殺された孤独なユダヤ人。彼はナチス将校の妻たちを次々と寝取る事で復讐を果たしていた。嘘で塗り固めた生活を送るなか、彼は聡明な女性リザと出会い本当の愛に目覚めていく。連合国軍による空襲が続くなか、勤務するホテルでナチス将校の結婚披露パーティーが開かれる。その日、同僚で親友のピエールが理不尽に殺されたフィリップは、自由を求めて大胆な行動に出る…。
 監督は『カティンの森』『ワレサ連帯の男』などポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の後期作品を多数製作しているミハウ・クフィェチンスキ。グディニア映画祭(旧ポーランド映画祭)で最優秀監督賞の銀獅子賞を本作で受賞した。グディニア映画祭では撮影賞も受賞。
 主演のエリック・クルム・ジュニアは本作で若手俳優に贈られるチブルスキー賞を受賞、共演にカロリーネ・ハルティヒ、ヴィクトール・ムーテレ、ゾーイ・シュトラウプ、サンドラ・ドルジマルスカ、ロベルト・ヴィエツキーヴィッチほか。

「戦争により静かに壊されてゆく“人間であること”。次々と破壊されてゆく愛と友情。そして、主人公フィリップがたどりついた衝撃のラスト!
現代、ウクライナ、シリア、パレスチナ、アフガニスタンから逃れた多くの難民たち。自国を捨て国外に生きる難民たちのどうしようもない深い苦悩が、ナチスドイツの時代を通して繊細に、そしてリアルに描かれ、観る者をたちまちその世界に引き込んでしまう。(『SAWADA』『島守の塔』五十嵐匠監督)
(2022年/ポーランド)

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