2023年11月25日(土)~12月8日(金)
キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた) [上映作品] 上映時間【本編122分】
(11/25~12/1)9:30~(日・木曜は19:10の回追加)
(12/2~12/8)12:40~(月・金曜は18:20の回追加)
※1500円週間です(シニア1200円)
なにがあっても、生きる。
支配者が次々と変わり占領され続けるウクライナで、戦争でさえ奪えなかったものは、民族を超えて子どもを守る愛と、キャロル・オブ・ザ・ベルの歌に込めた希望。第二次大戦、同じ屋根の下に暮らすウクライナ・ポーランド・・ユダヤ人の3家族の運命の物語。
1939年、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イヴァーノ=フランキーウシク)にあるユダヤ人が住む母屋に店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引越ししてくる。ウクライナ人の娘ヤロスラワは音楽家の両親の影響を受け歌が得意で、特にウクライナの民謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」は、歌うと幸せが訪れると信じ、大事な場面でその歌を披露する。第2次大戦開戦後、ソ連による侵攻、ナチス・ドイツによる侵攻、そして再度ソ連によって占領される。ポーランド人とユダヤ人の両親は迫害によって離され娘たちが残される。ユダヤ人の娘ディナ、ポーランド人の娘テレサの3人の娘たちをウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィアが必至に守り通して生きていく。
戦況は悪化し、子どもたちを連行しようとソ連軍が家探しを始めるが、ソフィアが機転を利かせて最悪の事態は免れる。ナチスによる粛清によってウクライナ人の父の手に及び処刑されてしまう。残されたソフィアは、ウクライナ人である自分の娘、ポーランド人の娘、ユダヤ人の娘に加えて「この子には罪はない」と言ってドイツ人の息子を匿うことになるのだった…。
(2021年/ウクライナ・ポーランド)