2022年10月22日(土)~11月3日(木)
42-50 火光(かぎろい) [上映作品] 上映時間【本編94分】(連日)10:30~
※1500円週間です(シニア1200円)
※本作のポストカードを入場者プレゼント!(先着順です)
『狼少女』『半分の月がのぼる空』『神様のカルテ』などの深川栄洋監督が自らの原点である自主映画に立ち返って、ミドル世代に差し掛かった女優と脚本家の夫婦が様々な問題に葛藤する姿をユーモアを交えて描くヒューマンドラマ。
42歳、佳奈は女優。50歳、祐司は脚本家。2人は夫婦。
佳奈は最近、自分の演技に限界を感じていた。家族会議で不妊治療を始めることになった夫婦は不妊治療の現実を知り、困難に悩みながらも子供という希望が二人の日々を明るくしていく。
しかし、ある時、佳奈の父が難病指定のALSを発症していることが分かる。夫婦の生活は不妊治療と難病の父を支える日々。ストレスが重なる加奈は、同居する祐司の母とボタンの掛け違いを生んでいく。「姑と妻の問題」に直面した祐司は、離れて暮らす姉妹に相談するが、「二人の小姑」の存在は問題をより複雑に炎上させていく。
ミドル世代に差し掛かる夫婦には、若い夫婦よりも2倍3倍のストレスが降りかかる。東京で暮らす夫婦の実態を見つめた映画を通じて、観客は日本人の今(リアル)を知ることができる。結婚について、親と子について、妊娠について、死について、私たちは答えを出せるのだろうか…
妻・佳奈役をモデルとなった宮澤が自ら務め、「黒い家」の桂憲一が夫・祐司を演じた。共演に白川和子、吉田幸矢、加賀まり子、柄本明ほか。
(2022年/日本)