2022年9月3日(土)~16日(金)
ハッチング ―孵化― [上映作品] 上映時間 11:00~/12:45~/14:30~/18:55~【91分】
※1200円週間です(シニア1000円)
無垢な少女の秘めた悪意は、やがて狂気に姿を変える。誰もが羨む“幸せな家庭”で少女の抑圧された感情が<卵>に満ちる時、悪夢は生まれる。
2022年サンダンス映画祭(ミッドナイト部門)でプレミア上映されるや、その美しくも不穏な世界観で世界を驚愕させ、ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でもグランプリを受賞した本作。少女が孵化させた卵が、絵に描いたような幸せな家族のおぞましい真の姿をさらしていく―。
北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、新体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた‘それ’は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく…。
主人公の少女ティンヤを演じるのは1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナ。新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムが北欧の明るさの中に潜む恐怖を見事に切り取ってみせている。『ぼくのエリ 200歳の少女』に次ぐ、北欧発の新たなイノセントホラー、日本解禁。
(2021年/PG12/フィンランド)