2021年4月3日(土)～16日(金)
燃ゆる女の肖像 ［上映作品］

上映時間　11:00～/1:10～/3:20～(122分)    
  ※各回入替なし　※毎週火曜日休館  

　すべてを、その眼に焼き付けた―。18世紀、フランス。望まない結婚をひかえる貴族の娘と、彼女の肖像画を描く女性画家。生涯忘れえぬ痛みと喜びを人生に刻んだ恋をたどる、追憶のラブストーリー。
　第72回カンヌ国際映画祭脚本賞＆クィア・パルム賞受賞をはじめ、世界の映画祭で44受賞124ノミネートの傑作。
キネマ旬報ベストテン外国映画第3位。
　画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる二人。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。
　監督・脚本はセリーヌ・シアマ。フランスでは早くからその才能を評価され、独自の世界観を築いてきた。長編映画4作目となる本作で、名立たるメディアや評論家から「映画史を塗り替える傑作」と最大級の称賛を浴びた。出演はノエミ・メルラン、アデル・エネル、ルアナ・バイラミ、バレリア・ゴリノ。

（2019年/フランス）