ガレコレ [Garage Collection]
2021年7月29日(木)
オリンピックの柔道の快進撃をみて #■合気道
 合気道には、柔道や剣道がスポーツ化したことで削ぎ落とされてしまった古武術の要素を復活させて体系化したという歴史があります。

 オリンピックの柔道の快進撃をニュースでみると、まともに組んだらこいつらには勝てんと笑うしかありません。打撃では、それを専門にしている格闘技には、とうてい敵いません。

 合気道は、負けないために何でもありなのですが、他の格闘技と異なる点と言えば、組まないこと、打撃は技の流れで崩しに使うことです。組みと打撃の2点をあえて捨てることによって、不可思議な古武術の要素が際立ちます。



 合気道は、手刀[てがたな]と間合いの武術です。どちらの要素が欠けても、成り立ちません。

 組んで相手を握ってしまっては、接点のずらしは少ししかできません。手刀は、相手と自分との接点となりますが、位置、接し方、ずらしが自由です。接点の変化が、手刀の妙となります。



P.S.
 
柔道団体戦で、引き分けが無くなりました。岩瀬は、社会人24歳になってから柔道を始めて、約10年間、引き分け要員として、団体戦に参加させてもらっていました。引き分けで良いのですが、引き分け率は5割を切っています。開始から2分を過ぎると、ほんと動けなくなります。運動不足でした。引き分け要員という言葉が死語になっていき、少し寂しい気がしています。
 
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