ガレコレ [Garage Collection]
2021年1月21日(木)~27日(水)
合気柔術から何を学んだか? #■合気道
 自分は、故先生から「お互いに歩み寄り、手刀で技を掛け、最後はしっかり固める」と教えられてきました。もちろん、先生の技は軽く、自分たちの技は重かったことは言うまでも有りません。

 きちんと組んで、しっかり投げる、しっかり固めることを繰り返す内に、こんな力技では、強い相手には勝てないと気づくものです。ある意味、それに気づかないと、永遠に迷宮を彷徨うことになったでしょう。

 遠回りかもしれませんが、合気柔術と称した練習を続けてきて、合気道が見えてきたと思っています。そして、合気道の原理が、梃子や回転ではないことに気付きました。道場生を、この感覚に導きたいのです。

 初心者は、型や軌跡を追うものです。手順も大切です。しかし、武術において、正確で綺麗な技は完璧ではないのです。半分やずれといった感覚を磨かないと、使い物になりません。実は、かなり微妙なこと練習しようしているのです。

 しっかり組んで練習したからこそ、力の抜け道や相手の感じ方が分かったと思います。名人技を何万回繰り返して練習しても、得るものは無いでしょう。ただ、名人技をみても分からないけれど、名人に掛けられてみると、百聞は一見に如かずということを知るでしょう。自分は、まだその域ではありませんが、コツコツと積み上げてきた真似事で良ければ、お伝えします。
 
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