2019年2月14日(木)
接触点をよりどころとしない #■合気道

　DVD『円和の合氣道（指導／監修　成田新十郎）』の戒めの訓にある項目です。DVDの内容を書いても仕方が無いので、以後、自分の言葉で綴ります。

　自分も若かりし頃は分からなくて、手刀を振り回していました。故師範は「電電太鼓ではダメ。遠心力ではないよ」と言って、軽い手刀でもってご指導頂きました。

　よくある誤りは、接触点を円の軌道で動かそうとすることです。接触点は、繋がっている部分であり、その繋げ方と相対空間により、自分が力点で、相手が作用点になります。台所にあるお玉杓子に例えると、接触点は柄に過ぎず、自分は持ち手、相手はお玉です。

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　手刀を通して、相手の心臓の表面に効かせます。接触しているところに効かせるのではありません。相手の心臓が、お玉ということです。

　お玉杓子は捻じれていませんが、合気道で繋がったところは捻じれています。自分の手刀は立っており、相手の仮想手刀は寝ています。