ガレコレ [Garage Collection]
2018年9月28日(金)
相手の肘に手刀をくっ付ける(4) #■合気道
 自分が感じるものは、相手の感覚にも影響すると言いましたが、攻防一体に関して少し語弊があります。


 相手の突きに対して、相手の肘に手刀をくっ付ける際、相手の腕を押していますが、相手に気付かれない、または、相手が無視できるくらいの押しです。

 少しの攻撃の逸らしと、少しの防御の移動で、相手の突きが当たらないのです。『柳の術』と呼んでいますが、足腰がしっかりした人に限って、難しいようです。


 手刀をくっ付ける際、相手は人差し指のラインのままで、自分は人差し指のラインから薬指のラインに遷移します。最初から薬指のラインでくっ付けては、あまり面白くありません。


 手刀をくっ付けた後に、すぐに滑らせては、相手の攻撃を十分にずらすことはできません。粘りがあって、初めて攻防一体が生まれます。このさじ加減も難しく、玄人と素人の差が際立ちます。
 
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