2018年9月28日(金)
相手の肘に手刀をくっ付ける（２） #■合気道

　後付けで構わないと言いましたが、説明が簡単なので、攻める正確な場所はどこか、何故そうするのかを先に取り上げます。

　攻める正確な場所は、尖った肘や凹んだ肘裏ではなく、肘周辺の４ヶ所。

表技
・肘の内側前腕側
・肘の内側二の腕側
裏技
・肘の外側前腕側
・肘の外側二の腕側

　すべて、下側から手刀をくっ付けて、相手を浮かします。

　肘を攻める理由は、無数に羅列できますが、数例をご紹介。

・相手の前腕分の間合いを稼げます。
・肘は、手首ほど位置的自由度がありません。
・刃物を持った相手に手首を攻めに行っては、ちょっとずらされただけで、斬られます。
・相手の攻撃より先に攻撃できます。
・相手の攻撃の出鼻をくじくことができます。
・相手の腕を制して、相手の体全体を制します。
・攻防一体、相手の腕を壁にして、相手に攻撃しづらくさせたり、その壁を押して自分の体を除けます。