ガレコレ [Garage Collection]
2018年9月28日(金)
相手の肘に手刀をくっ付ける(1) #■合気道
 当道場では、早い段階で、相手の肘に手刀をくっ付ける練習を行います。

 9月30日(日)に予定していた合気道教室では、最終目標を、相手の突きに対して、突きが伸び切る前に、相手の肘に手刀をくっ付けて、『呼吸投げ裏』に繋げるとしました。

 たった一時間の練習でどこまでできるか挑戦でもありましたが、台風24号の影響で中止になり、残念です。

 さて、『気づき』が無ければ、どんなに『反復練習』しても『身に付く』ことはありません。『反復練習』の中で気づかせるという考え方もありますが、気づき無しでは下手な型に収束しがちです。『反復練習』を無駄にしないためにも、『気づき』が重要で先です。

 攻める正確な場所はどこか、何故そうするのかは、後付けで構いません。下手でもいいので、相手の肘に手刀をくっ付けることで、相手はどう感じてどうなる、そのとき自分はどう感じてどうなるということを味わってほしいのです。

 一番弟子には、自分で気づくまで何年も待ちました。いい加減出来かかった頃を見計らって、口にしたものです。

 良いか悪いかは分かりませんが、一番弟子が育った今、即席の気づきでもいいかなと新人に試しています。師匠がチャチャチャとやって、弟子がそれでは分かりませんねと補足してくれる掛け合い漫才をやっています。新人からは、いいコンビだと笑われています。
 
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