ガレコレ [Garage Collection]
2017年12月1日(金)
伝達の原理 ■合気道
 『伝達の原理』を、初めて記述してみる。多分、何言っているのか、さっぱり分からないだろうが。

 普通は意識することはないが、相手の体内を力が伝達していく時間があることを理解したい。

 一見、引っ張ったり、巻き込んだように見える捌きも、物理的な『てこの原理』をちゃんと利用している。ただ、力点と支点が非常に近く、作用点は非常に遠い。手首を極めることを思い浮かべられただろうが、力強く極めてしまうことではない。支点は空間に固定されておらず、常に移動している。

 高校生の物理学程度では無視されるが、力は波状に伝わり、作用点に伝わるまでに時間差が生じている。最初の力が伝わっている間に、次の行動に移って第二波が生じているので、どのように力が加えられたのか分かりにくくなっている。一つ一つ区切りよく、力を伝えているのではない。

 筋骨および神経の仕組みにより、心体が不安定になる体勢が存在している。一例として、手の平を天にして、腕を手前に、薬指を脇のラインにするだけで、前かがみに崩れ、受け身が取れない不安を与えることができる。

 相手の肩をしゃくる捌きがある。一般的には、相手の肩の方向に攻めると表現されるものであるが、相手の肩を突き押したり、捻じれを生じたりするものでは無い。一度、相手の肩で力を吸収させる感じで、でも腕と体は繋がっているので、力がずれて戻ってくる。『レ点の返し』と呼んでいる。その力を貰って活かすのである。

 力の伝達とは、自分の力を相手に対して与え続けるのではなく、相手と自分のキャッチボールで相手を追い詰めるようなものである。
 
お問い合わせ


by Network Communication Note