ガレコレ [Garage Collection]
2017年2月16日(木)
上澄みを取る ■合気道
 社会人になってから10年間ほど柔道をやっていたことがある。

 柔道では、「引いて技を掛ける」と一般的には言われているが、それはあまり正しい表現ではないと考えている。合気道も柔道も、同じ穴の狢で、技は押して掛けている。

 柔道で、上手い人と組むと、組負けして立っていられないものだ。前や下に引っ張られるのではなく、つられている。釣る、吊る、どちらで当てはまるような感じである。見た目引いているのだが、相手の体を絶妙に押し支えている。

 この経験を元に、「上澄みを取る」という言葉に至った。掬うではなく取るにしたのは、そーっとではなく、パッとという感じだからである。

 当道場では、相手の心臓に効かせ、相手の心臓を移動させることに注目している。相手の心臓を、水面に浮かし、水面を飛び石のように滑らせる。最後は、滝となって、なだれ落とす。

 浮いている心臓および周囲の水共々、つまり、上澄みを持ってくる感じである。心臓を水中に沈めては、抵抗が大きく、滞ってしまう。心臓だけではなく上澄みとしたのは、その方が安定感があるからである。
 
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