ガレコレ [Garage Collection]
2015年1月27日(火)
摺り足 ■合気道
 合気道では、摺り足の極意は、「濡れた半紙を破らずに」と言われている。

 つまり、摺りと言っておきながら、地面を横摺りしないし、捻ることもしない。進めた足を、真上からそっと落とし、すっと外すのである。間違った摺り足を、音が鳴ることから、勝手にズリ足と呼んでいる。

 摺り足の効果や必要性は、ここでは語り尽せないので、あるとだけ断言しておこう。

 さて、摺り足の習得方法であるが、まずは、足の指を使わずに歩いてみよう。足裏はべた付かず、足裏三点(母指球、小指球、踵点)で接しているイメージである。母指球と小指球が先につき、踵点が一瞬着いたかと思うとすぐに離れ、母指球と小指球が離れる、忍び足である。普通の歩き方とは、全く異なる。こんな歩き方していると、つまづいたり、寝たきり老人になりますよと言われるだろうが、健康法でも、筋力トレーニングでもないと考えてほしい。

 自然体で立つと、足はハの字に開く。これを平行にして、小さな力を溜める。親指のラインで進むのではなく、薬指のラインで進む。後ろに進むときも、踵から引くのではなく、薬指から進むイメージである。溜めた小さな力を解放して、斜めに入身したり、体を開いたりする。

 出足は、体が進んだ分だけ出ればよい。駆け足のように、地面を蹴り進む必要はない。

 同じ摺り足でも、相撲と合気道では、異なると考えた方が良い。相撲は腰を下から入れて力を出す摺り足、合気道は体を浮かして移動する摺り足と言えるだろう。どちらも正しく、要は区別して修得する必要がある。
 
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