ガレコレ [Garage Collection]
2015年1月1日(木)
腰回し ■合気道
 今年、いよいよ『腰回し』という難題に取り組みます。出身母体である光輪洞合気道の本質の一つですが、勘違いされやすく、間違いを誘発しやすく、自分自身も十分に修得していなかったこともあり、公開練習では教えてきませんでした。

 昨年、寝たきりになってしまったご老人を立たせたときに、「おおフラフラする」との言葉に、「どうフラフラするのですか?」と問いかけて、上体が保てないとの返事にハッと閃きました。脚の筋肉はあるし、当の本人が、立てないのは脚以外にあるようなことを言っています。

 これは、最近言われるようになってきたインナーマッスル、体幹といった部類であると思ったわけです。『腸腰筋(大腰筋、小腰筋、腸骨筋)』は、人間の二足歩行を可能にした筋肉と言われており、合気道の『腰回し』『臍下丹田』も、この筋肉を使うんだと重なり合いました。

 しかし、この腸腰筋を鍛えるのは、なかなか至難の業のようです。発想を変えて、いまある腸腰筋を最大に活かすように、折れ曲がることなく、膨れるイメージをもったところ、悪くありません。自らの骨格、筋肉、経絡を正確にイメージすることは、武術の基本です。

 『腰回し』は、腰を切るのではなく、腰の力を最大限に出すのでもありません。的確な表現が見当たりませんが、空間に対する楔と考えています。自分がその場所にどういう状態にいるというのを、相手に伝える手段の一つです。まあ、難しいですね。一年かけて、『腰回し』を磨いていきましょう。
 
お問い合わせ


by Network Communication Note