ガレコレ [Garage Collection]
2013年10月12日(土)
[398] ひしゃげ落とし #■合気道
19:00~21:00/岩瀬、新徳、黒岩
○テーマ:落とし方
 レスリングの吉田沙保里さんが、以前、しゃべくり007で男芸人たちのタックルを潰していたやつをやりましょうとのことなので、合気の理を踏まえて行った。

【歩み】
・心臓が体の前に出るのをイメージして、動き始める。
 ・心臓には大きさと重さがあり、表面を意識することが大切。
 ×体が傾き、足が出るときでも、足指を大地に掛けない。
  ・逆に、相手を崩すときは、相手の足指を大地に預ける。
・膝が出て、足は足裏三点でまっすぐに立つ。

【袈裟斬り】
・体捌きの1つだが、ずらしの練習として、運足を中心に行う。
・相手の心臓側部表面を手がうことで、相手とずれている。
 ・相手の意識および外見ではずれておらず、自分の意識のみでずれていることが肝心である。
・足のずれ揃え→前進→振り向きに釣られて足先が向く。
 ・運足の軌跡は、S字ではなく、亀甲である。
  ( 〔
   ) 〕
 ・前手刀の体側部が、振り向きにおける見かけの蝶番となる。
  ・見かけの扇の要といったほうが正しい。
  ×自分の体内に軸をつくって、回してはいけない。
   ・この誤りを、先生は、ピアノの回転椅子、電々太鼓と表現されていた。
  ・後ろ足が、自然に引き寄せられる。
   ×後ろ足が、振られるように動いてはいけない。

【剣のかわし】
・影踏みにより、自分のタイミングと斬り方で、相手の剣を引き出す。
 ・このときすでに、剣のかわしの半分は、半身と手刀の効果により済んでいる。
・二段階でかわす。
 ・外見で一つの動きは、二つ以上の動きで構成されている。
 ・一段階を、どれだけ先に仕込んでおけるかが味噌である。

【ひしゃげ落とし】
・相手がタックルしてくるのを受け落とす。
・相手がどの高さでも対応する。
・最初縺れても、途中でおかしくなっても、最後まで行う。
 ×自分を安定させようと踏ん張らない。
  ・安定は、気が死んだも同じで、あとは力技となる。
・前足を動かす半身により、相手の体を舐めるようにして、相手の心臓側部表面近くに、上澄みを集めながら、相手のタックルを受ける。(上級者)
 ・半身なので、自分の体が前のめりで垂直に受ける。
 ×相手と並行では、相手に押し込まれる可能性が高い。
 ×後ろ足を動かすやり方では、上澄みをよく集められない。
・半身を切り替えて、相手と自分が垂直な共有空間をつくる。
 ・足の指先から動く。
  ・扇をサッと開くイメージで行う。
  ×腰を切るのではない。
  ×踵から引くのではない。
  ×足の指で円を描くのではない。
 ・共有空間に、融合軸がある。
・共有空間にある井戸に、相手を先に落とし、自分もその上に被さる。
 ・空間のひしゃげを使って、自分の手前で相手が崩れる。
 ×相手を振り回すのではない。
・両手刀は、相手の背に触れて、別々のベクトルで動く。
 ・五指で行い、六指目を相手の背中に融合させる。
 ×両手刀が、同じベクトルでは、相手を呼び込んでしまう。
 ×掴んだり、引っ掛けたりしない。
 ・相手の腕に手刀を掛けて回す回転投げにおいても、相手を引き起こすのではなく、手刀の方向に相手の上澄みを進めてひっくり返ってもらう。
・本気で掛ければ、相手が取れる受身は前受身となる。
 ・相手の受身の習熟度を考慮して、練習では完全に潰さず、前方回転受身ができる程度に、技を押さえる。

【一教裏
 
引き倒し】
・相手の肘を取ってから、反して落とす部分を、ひしゃげ落としを参考に行う。

P.S.
 
新徳くんがしきりに勧めていたタイガーマスク(佐山聡)の動画は、次回の飲み会で観ましょう。総合格闘技であるシューティングは、現在は修斗(しゅうと)となっている。

P.S.2
 
汗かかなかったから、柔道着洗うのやめようと言ったら、新徳くんにダメですと言われた。そう黒岩ジョークではなく、本気だったと悟られた。

P.S.3
 
黒岩さん、トイレットペーパー差し入れ、ありがとう。偶然にも、練習前に気張っていたので、長椅子に置いてあったのを気づかなかった。
 
お問い合わせ


by Network Communication Note